頭痛といっても、肩こり・ストレス・睡眠不足からくる頭痛、天候や生理前の頭痛など原因も様々です。
しかし、原因はそれぞれ違っても共通してにみられる状態は “コリ” です。
その “コリ” は、頚や肩はもちろんのこと、頭や顔にも存在します。この“コリ”の事を、筋硬結やトリガーポイント(Trigger Point)と呼ぶこともあります。
最近の研究(※)でも顔や頭、頚に分布してる三叉神経の “コリ” が片頭痛発作の発生に関係してる事が分かってきてます。
この “コリ” を取り除くことにより、頭痛発作を抑える、軽減させる事ができます。
当院では、この “コリ” を取り除く方法として、鍼+マッサージ、もしくは鍼の苦手な方には、マッサージで対応させていただきます。
鍼の場合は、コリに対しての局所的な治療と、自律神経や生理などホルモンが関係する症状に対しては全身のツボを使った治療をします。
マッサージの場合は、ゴリゴリもみほぐす方法ではなく、筋膜リリースをベースにしたマッサージを行います。ゴリゴリもみほぐすやり方だと逆に悪化する危険があるからです。
鍼灸は、子育て中(授乳中)のママや妊娠中・妊娠中など、クスリが安易に使えない方にも安心して受けていただけます。
鍼灸が苦手な方は、マッサージだけでも可能です。
また、当院は浜松でも少ないキッズルーム兼治療室がありますので、お子様連れでのご利用も可能です。
※頭痛に対する鍼灸治療の効果と現状 橋本 洋一郎, 鳥海 春樹, 菊池 友和, 篠原 昭二, 粕谷 大智 全日本鍼灸学会雑誌2014 年 64 巻 1 号 p. 18-36
一般的に頭痛のを大別すると
・緊張性頭痛
・片頭痛(偏頭痛)
・群発性頭痛
にわけられ、それぞれ対処が異なります。
“緊張性頭痛” だと温める、“片頭痛” だと冷やす、など対処を間違えると逆効果になる場合があります。
また、鎮痛剤がよく効いたり、効かなかったりと経験されている方は多いはずです。
※“片頭痛” と “偏頭痛” は、同じ症状を指します。学術的には “片頭痛” が一般的に使用されています。
・いわゆる“肩こり”、筋肉の緊張からくる頭痛
・天候など気圧の変化からくる頭痛
・生理や排卵などホルモンの変化からくる頭痛
・内臓の不調からくる頭痛
これらの頭痛が単独もしくは複合することで、様々なパターンの頭痛が出現します。
治療も痛みの種類を見極めて対処することで頭痛を予防することができます。
当院では、鍼灸とマッサージで対応させていただきますが、
頭痛の場所、痛み方が異なるように、治療の方法もパターンによって異なります。
大まかではありますが、
緊張性頭痛だと、部分的なマッサージもしくは鍼灸
片頭痛だと、内臓や自律神経、ホルモンの影響を考え鍼灸をメインに
複合した頭痛だと、鍼灸で全身を整えて局所のマッサージ
緊張性頭痛で単なる肩こりの場合は1回で改善されますし、また予防として方が張ってきたら来院されると良いでしょう。
片頭痛でしたら、肩こりとの複合が多く、また天候や内臓・自律神経・ホルモンの影響を受けるので、
1週間に1回から様子を見て、2週間に1回や、1ヶ月に1回など、状態を診ながら、頭痛発作の頻度が減るように調整していきます。
排卵、生理時に痛み、「前兆」があるかどうかで、
@前兆のある片頭痛と、
A前兆のない片頭痛の 2種類に 分けられます。
前兆のある片頭痛は、大体片頭痛の10人に1人ぐらいです。前兆というのは、 頭が痛くなる前の状態です。
実は、そのさらに前に「予兆」というのがあって、それから、「前兆」が 出て来ます。
予兆というのは、何となく頭痛が起きるのでは ないかと、自分で感じることで、そのときに機嫌がよくなったり、反対に落ち込んだり、お腹がすいたり、あくびがでたり、肩こりがしたり、という症状が出てきます。
原因の一つには、月経周期と関係するホルモン(エストロゲン)の影響です。月経あるいは排卵のとき、ホルモンは月単位で変動しておりますが、これが 減ってくるときに、片頭痛が起きやすいということがわかっています。
したがって、月経や排卵のときに片頭痛の回数が非常に増えてきます。
今では、国民病を言われるほどの “頭痛” わが国の15才以上の片頭痛約800万人 緊張性頭痛約2000万人 実に、4人に1人が頭痛に悩んでみえます。
中でも、女性が男性の 3.6 倍多いとされ、 患者層としては 30 代女性がもっとも多いといわれています。
頭痛は 『一次性頭痛』 と 『二次性頭痛』 に分けられ、
鍼灸治療の適応となるのは、『一次性頭痛』 です。
「片頭痛」 「群発性頭痛」 「緊張性頭痛」 に分けられます。
くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、髄膜炎・脳炎などによりひきおこされる頭痛
こちらは、鍼灸の適応外となります。
@ズッキンズッキンと脈打つような痛み(締め付ける痛みもある)で、片側(両側のこともあり)
A体を動かすと痛みが増し、ひどくなると寝込むほどの痛み(じっとしている方が楽)で日常生活に支障を来す(中等度以上)
B悪心や嘔吐を伴うことが多い
C光過敏・音過敏・臭過敏
D痛みは発作として現れ4〜72時間持続し一度治ってまた起こる
E閃輝暗点(ギザギザした光で視野が遮られる)などの視覚異常の前兆、肩こりなどの予兆を伴うこともある
「時々」あるいは「半分以上」が2項目以上あれば片頭痛の可能性が日本人では高い
@片目の奥がえぐられるような激しい痛み
A流涙、結膜充血、眼瞼下垂、眼瞼浮腫
B鼻閉、鼻汁
C前額部・顔面の発汗
D15〜180分の持続時間の頭痛が一定期間(群発期)毎日同時間に起きる(1回/2日〜8回/日)。
慢性頭痛のうち最も強い痛みである。群発期の飲酒で誘発される。
緊張性頭痛:精神的ストレス
末梢性:肩こり
中枢性:精神的ストレス
筋収縮性頭痛:身体的ストレス
薬の飲み過ぎで痛みのコントロールができなくなってしまう