BFA(戦場鍼)なら浜松のみぞぐち鍼灸院|耳つぼ鍼で即効の痛みケア

BFA®(戦場鍼)治療 と ASPセラピー®

みぞぐち鍼灸院では、耳のつぼに鍼を刺して治療をする『耳つぼ鍼』を行っております。
『耳つぼ』 と聞くとダイエットを思い浮かべるかもしれませんが、当院の耳つぼ鍼は主に治療を目的としていますので、痛みに対しては即効性があり、自律神経に直接作用し、睡眠障害やストレス軽減などの効果も期待できます。
方法としてはASPニードル®という特殊な鍼を用いた手法ですが、目的により大きく2つに分けられます。

戦場鍼:BFA®



一つ目は、BFA®(Battlefield Acupuncture):戦場鍼 という方法で、ASPニードル® 用いて BFA JAPAN で定められた、耳の5つのポイントとのみを使用する方法です。元は米軍で、戦場での兵士に対して痛みの緩和やストレス軽減を目的とし、服を脱ぐことなく行える治療として開発されました。

ASPセラピー®

もう一つは、同じASPニードル® 用いた、ASPセラピー®という、あらゆる症状に対応する耳のつぼを使用する方法です。
当院では、ASPニードル® 単体での対処療法も行いますし、一般的な鍼灸治療の補足として、また元来のダイエットもその一つですし、美容で言えばリフトアップなどにも対応します。
※ASPセラピー®では、耳に通常の鍼(毫鍼)をさして、微弱電流を流す場合があります。

 

BFA® 治療は BFA JAPAN による定められたプロトコル(特定の状況での標準的な医療手順を定めたガイドライン)と料金設定がありますので、ここではBFA® 治療に対しての説明をしていきます。

BFA®(Battlefield Acupuncture)とは?

BFA®:戦場鍼とは、耳介(耳)を使って全身の痛みを和らげる、即効性の高い耳鍼療法です。正式には「Battlefield Acupuncture(バトルフィールド・アキュパンクチャー)」と呼ばれ、2001年に米空軍のリチャード・ニエムツォウ博士によって考案されました。

 

この治療法は、ノジェ式耳介療法をベースに、博士が定めた5つの特定耳ポイント

  1. 帯状回:Cingulate Gyrus
  2. 視床:Thalamus
  3. オメガ2:Omega2
  4. 原点:Point Zero
  5. 神門:Shen Men

この5つのポイントに専用の微細なチタン製の鍼(ASPニードル®)を順番に刺していくのが特徴です。

 

最大左右の耳で10本の鍼で施術が完了し、即座に痛みの軽減を感じるケースも多く、米軍や退役軍人病院(VA)では非薬物的な疼痛管理法として正式に導入されています。

 

施術の流れとしては、まず痛みの強い側(患側)の「帯状回ポイント」から順に鍼を入れていき、痛みが消失した時点で施術を終了する、あるいは5つすべてのポイントに刺激を行って完了するのがBFA®の正式なプロトコルです。
この5ポイント以外を使う施術は、厳密にはBFA®とは呼ばれません。

 

近年では、その即効性と安全性から、民間の医療・鍼灸分野でも広く活用されるようになっており、
「薬を使わずに痛みを抑えたい」「慢性痛に長年悩まされている」「ストレスや緊張を緩和したい」といったニーズにも応えられる治療法として注目されています。

 

参考文献
米国政府公式ウェブサイト

痛みが和らぐメカニズム

BFA®(戦場鍼)は、耳にある5つのツボにごく小さな金属の鍼(直径0.2 mmほど)を貼り付けるだけの、シンプルで安全な方法です。効果が出るまでが早く、しかも数日続くのが特徴です。なぜ痛みがやわらぐのか、ポイントは「からだが本来持っている痛み止めの仕組み」をまとめて引き出すことにあります。

  1. 天然の痛み止めが一気に分泌
  2. 鍼で耳を軽く刺激すると、脳が「痛みを抑えろ」と指令を出し、エンドルフィンなどの鎮痛ホルモンを短時間で大量に放出します。これはモルヒネに近い作用ですが、自分の体が作るので副作用が少ないのがメリットです。

  3. “痛みの通り道”を一時的にブロック
  4. 脳と脊髄には、痛みの電気信号を途中で弱めるゲートがあります。BFA®の刺激は、このゲートを閉じて痛みの信号を通しにくくするため、すぐに「痛みが半分以下に感じる」方も珍しくありません。

  5. 自律神経を整えて血流アップ
  6. 耳のつぼには迷走神経というリラックス神経の枝が分布しています。ここを刺激すると交感神経(緊張モード)が落ち着き、血管がゆるんで血流が改善。筋肉のこわばりや炎症が和らぎ、痛みの再発もしにくくなります。

  7. 炎症を鎮めるホルモンバランス
  8. 迷走神経が活発になると、IL-10など“炎症を消すホルモン”が増え、逆にTNF-αなど炎症を起こす物質が減少します。急性痛だけでなく、慢性痛にもじわじわ効く理由がここにあります。

こんな症状でお悩みなら

BFA®(戦場鍼)治療の効果を期待される症状として

  • ギックリ腰などの急性痛の緩和
  • 慢性的な腰痛や頭痛、肩の痛みなどの長期間続く痛みにを和らげる
  • 手術後の痛み
  • 外傷性ストレス障害(PTSD)やうつ病、不安症状の緩和
  • 睡眠障害や不眠症などの改善

耳つぼへの刺激は、自律神経、特に副交感神経を優位にする作用するため、緊張を和らげ体がリラックスし、痛みの軽減やストレスなどによる睡眠障害などの改善が期待できます。

施術の流れ

1.カウンセリング & 痛み数値化
現在の痛みを0-10で評価し、既往歴や投薬状況を確認
   ↓
2.刺鍼場所を、探知機を使って特定します
   ↓
3.耳の清拭 → 刺鍼
施術部位を消毒後、痛みと連動するポイントから順に1本ずつ刺鍼
   ↓ 
4.動きや痛みの変化による効果判定
刺鍼ごとに痛みを再チェックしながら、必要に応じ追加刺鍼(ASPニードル®を最大10本まで使用)。
   ↓
5.評価、生活指導
痛みが軽減、もしくは消失した事を確認し、施術終了となります。

 

施術後2日~1週間鍼を刺したまま(留置)して効果を持続させます。 2日~1週間経過後に経過観察と抜鍼処置のため必ずご来院下さい。
痛みが消失いていなければ1週間以内に再度受診していただき、痛みの度合いにより治療内容を検討します。
※精神疾患や不眠症などの場合は継続して行う必要があるため、上記の内容とは治療内容が異なります。

禁忌と注意事項

おすすめできない方

  • 妊娠または妊娠の可能性のある方
  • 心筋梗塞、脳梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症などの持病があり,ワーファリン等の抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用している方
  • 鍼に対して恐怖心のある方
  • 鍼治療や注射針を刺した時に血管迷走神経反射を起こしたことのある方
  • ※迷走神経反射とは、強い痛みやストレスなどで自律神経が乱れ、血圧や心拍数が急低下し、めまいや失神を引き起こす反応です。

  • 刺鍼部位に皮膚病がある方。
  • 人工弁の手術をした方、血友病の方。
  • 痛みを感じない方。

施術後に必ず守っていただきたいこと及び注意事項

  • 施術後6~12時間は過度の運動を避けてください。
  • 施術後、飲酒や激辛食品の摂取は6時間、シャワーや入浴は24時間、プール 温泉や海水浴は48時間控える事を推奨。
  • 耳を洗ったり、乾燥させたりする時に鍼を引っ張らない様に注意してください。
  • イヤホンを耳栓などで鍼が刺さっている場所に当たる場合はご利用をお控えください。
  • むやみに耳を触って刺激しないでください。
  • 病院等でMRI(磁気共鳴画像)撮影をする際は必ず抜鍼処置にお越しください。(ASP鍼の刺鍼部位に火傷を負う可能性と、機器および検査に多大な影響を及ぼす可能性があります)
  • ASPニードル®による炎症の兆候(赤み・腫れ・痛み・分泌物)が出たらすぐに連絡してください。

ASPニードル®治療コース

BFA®治療

※BFA JAPANの統一治療となります
ASPニードル®を使用したBFA® 治療。
耳の5つのポイントのみを使用します。

ASPセラピー®

ASPニードル®もしくは、毫鍼を用いて微弱電流を流す治療。
症状に応じた耳のツボだけを使用した治療

鍼灸治療+ASPセラピー®

通常の鍼灸治療と合わせて、耳つぼ鍼が有効と判断した場合に行います。

料金プラン(税込)

BFA®治療

※ BFA JAPAN 統一料金となります
初診料:2,200円
基本料金:2,200円 + ASPニードル®の代金(550円/本)
2本使用の場合:3,300円
10本使用の場合:7,700円

ASPセラピー®

初診料:2,200円
施術料:6,600円+ASPニードル®の代金(550円/本)加算)

鍼灸治療+ASPセラピー®

通常鍼灸治療5,500円+2,200円~(ASPニードル®の代金(50円/本)加算)

ご予約

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